| 便所の方位2
  ”現代日本の家相学”  祥氣舎より発売中 [家相(間取り)Q&A]
 
 溜めおき式(汲み取り式)便所は一部の地域を除けば殆ど見かけませんが、仮に屋内にあるものとしてその影響について記します。
 
 便所は方位ではなく位置によってその影響力に強弱があります。
 
 
 
            
              
                
                  |  |  | 家の隅にあるAは一番影響力が弱く、次いで隅ではないが外壁に接したB、一番強力なのが壁から離れたCで、中心(太極)に近づくほど影響力が強まります。なお、水洗及び簡易水洗式の場合は便所そのものではなく、床下を通る上下水が作用を及ぼすので、Cが対象になります。 |  溜めおき式(汲み取り式)便所の凶作用は家運より住人個々の身体(病気)に及ぶことが多く、便所のある方位によって、理論的にはおよそ次のような影響が考えられますが、現実に影響があったという例は見当たりません。
 
 [B-1] 北30度の範囲内に溜めおき式(汲み取り式)便所がある場合。
 脊髄・腎臓・膀胱・尿道・陰部・子宮・卵巣・睾丸・精液・鼻孔・耳孔などの病気。
 一白水星又は子歳の人が影響を受けやすい。
 
 [A-1] 北東60度の範囲内に溜めおき式(汲み取り式)便所がある場合。
 鼻・背・腰・肋骨・盲腸・関節・筋肉などの病気。瘤・ガン・死産など。
 八白土星又は丑・寅歳の人が影響を受けやすい。
 
 [B-4] 東30度の範囲内に溜めおき式(汲み取り式)便所がある場合。
 肝臓・咽喉・舌・手・足などの病気。喘息・ヒステリー・神経痛など。
 三碧木星又は卯歳の人が影響を受けやすい。
 
 [A-4] 東南60度の範囲内に溜めおき式(汲み取り式)便所がある場合。
 腸・気管・食道・血管・呼吸器・筋・神経などの病気。
 四緑木星又は辰・巳歳の人が影響を受けやすい。
 
 [B-3] 南30度の範囲内に溜めおき式(汲み取り式)便所がある場合。
 頭脳・心臓・眼・血液・乳房などの病気。
 九紫火星又は午歳の人が影響を受けやすい。
 
 [A-3] 南西60度の範囲内に溜めおき式(汲み取り式)便所がある場合。
 腹部全般(特に脾臓・胃・腸)の病気。
 二黒土星又は未・申歳の人が影響を受けやすい。
 
 [B-2] 西30度の範囲内に溜めおき式(汲み取り式)便所がある場合。
 肺(特に右肺)・口中・咽喉などの病気。他に神経衰弱など。
 七赤金星又は酉歳の人が影響を受けやすい。
 
 [A-2] 西北60度の範囲内に溜めおき式(汲み取り式)便所がある場合。
 頭・首・肋骨・手足の大骨・肺(特に左肺)などの病気。他に低・高血圧症など。
 六白金星又は戌・亥歳の人が影響を受けやすい。
 
 水洗便所(浄化槽式を含む)は、汚物は流してしまうし、清潔であれば臭気も問題なく、考えるとすれば汚物を流す水だけですから、方位を云々するより(たとえ鬼門でも)排水管が床下を通らない場所にすることが大事です。
 
 
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