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吉相の家
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 究極の吉相の家とは子々孫々繁栄する家、つまり、誰が住んでも良い影響を受けることができる「住む人を選ばない」家です。

 具体的には、東西南北及びその間を含む八方位に吉相部分があり、なおかつ凶相部分のない家ということになりますが、それにはかなり広い土地が必要ですから、人里離れた辺地ならともかく、大多数の人には夢物語です。
図:母屋の東と西に吉作用のある張りがあり、同じくその上下に六方位にかかる別棟があります。三棟にすると方位が違っても八方位に吉相部分が出来ます。(建物の色は方位を示す)

 普通の人にとって吉相の家というのは、家相の理に適い、現在の家族を対象とした凶相部分を取り除き、幾つかの吉相部分を付けた「住みよい家」です。一歩譲って、家族を対象にした凶相部分がなければ、これといった吉相部分がなくても良家相の部類に入ります。これなら土地が狭くてもそれほど難しいことではありません。

 建築家の中には科学的に家相を考える人もいますが、科学的な事柄だけを採用して、そうでない部分をすべて除外したとすると「住みよい家」になるかもしれません。だが、除外した中には大事な事柄もあるはずですから「吉相の家」になることはありません。

 同じ家なら何軒あっても家相は同じだが、そこに住むのは同じ人ではありません。生年月日、家族構成、職業、そして在宅時間の長短、これらすべてが違うのですから、当然家相の働き(影響の度合いなど)も違います。

 だから、市販の暦の家相図にみられるように、誰が住んでも吉凶は変わらない、つまり、その家にどのような人が住むかという流動的な条件を一切無視した観念的な吉凶は、家相でないと云っても過言ではなく、これに従うと家は建たないかも知れません。

 大概の家相本は、張り出しと欠け込みについて一通り説明した後、間取りに入り、これに多くのページを割くという構成になっています。そのためか、すべての相談者がと云ってもよいくらい間取りを気にするのは当然のことかも知れません。
しかし、間取りの中には、鬼門のような迷信、私には理解しがたい階段(段数、方位、様式など)や畳の数、重要ではない仏壇や神棚、方位には関係のない書斎や居間など、一言で言えばどうでもよいような事柄が数多いうえ、これらと台所や排水などの重要な事柄を同列に扱っています。

 玉石混淆とはこのことを云うのでしょうが、それでも多くの人はこれに乗っかることで安心するのが現実です。家相プランは一つ気にしだすと際限なく気になるものですから、間取り大事と考えるのなら、これらを仕分けなければ前へ進みません。


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