Vol.2
[鬼門Q&A]
方位としての鬼門
十二支のうち丑の方30度と寅の方30度を合わせた丑寅(艮・うしとら)の方角、つまり北東60度の範囲で、これがいわゆる表鬼門です。これに対する裏鬼門は未の方30度と申の方30度を合わせた未申(坤・ひつじさる)の方角、つまり南西60度の範囲になります。
[後天定位盤]
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平成6年
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少々専門的ですが、北東は九星のうち八白土星の定位(定められた位置・上左の図)となっていますが、九星はこの定位にじっとしているわけではなく、ある一定の法則に従って年毎、月毎、日毎、時刻毎(二時間単位)に運行しています。例えば平成6年(上右の図)は鬼門の方角に九紫火星が入っており、月命殺を無視した暦の方位図では二黒土星、五黄土星、八白土星、四緑木星の人には吉方としています。
このように鬼門は悪い方位という固定したものでなく、(人・生年月日 によって、時によって)吉方になることもあれば凶方になる場合もあるのは、他の方位についても同じです。
「ここは鬼門だ、ここへ来て良かった試しがない」と
いうのは罪がなくて結構なのですが、相談者の中には
「鬼門へ移転しても大丈夫ですか」と、私の鑑
定が間違っていると言わんばかりに聞き直す人がいます。このように鬼門は「悪い方位」という多くの人の固定観念が、方位や家相を占いや迷信で片付ける人の根拠の一つになっているのは残念です。
家相における鬼門
家相に少しでも興味がある人なら、先ず頭に浮かぶのが鬼門という言葉だろうが、他の方位に比べて特に重要な意味がある訳ではないのにこれを前面に出すと、恐ろしくて家など建てられないことになります。相談者に「鬼門は大事な方位である」と言えば納得してくれますが、「他の方位と変らない」と言うと、多くに人は心配顔になります。
仕事上は世間で言われるように大事な方位と言った方が好都合なのですが・・・・・・・
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さて、表と裏の鬼門は家の北東と南西の角(隅)だけだと思っている人が多いが、鬼門の範囲を左に示すとグレーの部分に当たり、家の角だけに止まりません。従って、間口の幅や前面道路の方位によって鬼門の占める面積は異なりますが、いずれにしろかなりの面積を占めることに変わりなく、この部分に**は駄目などと言い出すと動線を無視した住みにくい家になり、場合によれば設計不能ということになりかねません |
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