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六大凶方(殺方)4

六大凶方とは[暗剣殺][五黄殺][本命殺・的殺][歳破・月破]を云う。

本命殺


 年・月・日・時刻それぞれにあり、自分の本命星が在座している方位で災禍は一身上に限り、最悪の場合は発病=死病となりますが、次に示す的殺と違って長患いしてからということは希です。

園田真次郎著「方位明鑑より抜粋」

 本命方にも歳命と月命の二つがあり、月の本命方を犯しても重病は免れない。若しその年の本命方に向かって移転をなしたる者は早くば一ケ年内、遅くても十一年内には必ず死亡するのである。

 実に万に一失なき確死の凶方であるから、誤ってこれを犯せば天下の名医を挙げて、現代医学の粋を蒐め(集め)、百千の反魂丹を服用しても、結局は露の命と消えねばならぬ。さりながら、念仏を唱えて死を待つのも気の利かぬ話であるから、寧ろ数回の吉方位を重ね、天徳を仰いで至急その防止に努めるのが最善の良策と言うべきであろう。
本命殺方位への移転

的殺

 自分の本命星が在座している対中(向かいの方位)で災禍は一身上に限ります。
自分から事を誤ったり、物事の食い違いによる失敗など、当初の目的が殺される、つまり、目的達成が困難になります。また、最悪の場合死病となるのは本命殺と同じですが、違うのは長患いのうえ死ぬことが多いので、本命殺より苦しむことになります。

園田真次郎著「方位明鑑より抜粋」

 的殺とは本命星の対中方(向かい)を言うので例え自分の本命星と相生にあたる吉星が在座する場合でもやはり大凶方となるのである。(略)その的殺の大凶方に向かって移転、建築等をなしたる者は、必ず事を誤り、何事も最初の希望計画に反する結果を実現するようになる。

 すべて物事の食い違いから、失敗を招き、水魚の交情も一朝にして仇敵となり、自ら禍根を蒔いて、子孫に刈り取らすごとき無慈悲な親になりやすいのである。
 [的殺方位への移転

ここでは取り上げていませんが月命星が在座している方位月命殺も中程度の凶方です。

本命星と月命星の求め方


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