キーワード 「交わり」「戸籍」「中年」「1・6」
八白は北に入り、いわゆる厄年、9年に一回訪れる最衰運期を迎える。北は季節なら真冬で凍えるような寒さ、一日なら午前零時で真っ暗闇、人生においては老年期の運気に当たる。厄年とは本命星が北に入ったとき、つまり冬の時代を迎えたときを言う。
この1年万事が坎の水、穴に陥った象。女性33歳、男性42歳を大厄と言うが、これは人生50年の頃の言葉。人生80年の現代、大厄は18年先のことと思えば良い。とは言うものの本厄年は必ず9年ごとに廻ってくる。自己の病気や周囲の病人のこと、あるいは戸籍に関することなど、悩みや問題の多い年になりそう。病気をこじらせると持病になるおそれがあるので、自己診断せずに受診のこと。女性は甘言と贈り物に注意。男性は据え善を食べないこと。いずれも異性関係は後悔の種になりやすい。何事も大凶と決め込んで無為無策を第一と決め込むのはあまりに非科学的な偏見と推う。
ものは考えようで、今年どん底ということは来年から上向くということ。そして今年無難に乗り切れば、来年は期待できるということ。九星術では万事に一服のつもりで現状維持を心にすべきときで、熊ではないが冬籠もりが一番となるが、現況を植物に例えると、地中にある種は北の水分により膨らみ、正に根を出そうとしているところ。従って、草木なら芽出しの準備を、人なら来年から始まる盛運期に乗り遅れないように身支度を整えるとき。5年ないし10年計画の善事研鑽習得等を始めるには大いに宜しい。
|