キーワード 「離」「付着」「火」「役所」「2・7」
四緑は南に入る。今年の運気を季節に例えれば夏、一日では正午(午の刻)に当たり、いずれも太陽の働きが頂点に達したときゆえ、九星術では盛運と判断することが多い。この方位の十二支である「午」は忤(さからう・そむく)のことで、正午を境に午前(陽)と午後(陰)に分かれる。つまり、陽と陰が離れることから離別を、反対に陽と陰が接することから付着の意味もある。頂点に到達するのは一瞬のことでここを通り過ぎればれば下だるだけ。従って、去年までの困難や悩みは小康状態になるだろうから、精神的に一息ついて昨年より楽になると思うが決して運気が上向いたわけではない。「つき」を感じても一時的なことで、頓服の服用で一時的に症状を抑えているか、さばくでオアシスに出会ったようなもの。ここを過ぎれば再び冬の時代が来る。それに備える為にも慎重な行動が必要な年。調子に乗ったり油断をすれば人、物共我より離れ、付くものは悪名だけ。最悪の場合は警察裁判などの公難も予感する。物事の判断が鈍りやすいので、文書印鑑に関することは細心の注意が必要。なお、今年は北に五黄土星があるので四緑に暗剣殺が付く。これを捉えて特に気を付ける年と言う人がいるが、暗剣殺とは方位のことであって運気とは全く関係のない事柄である。そうでないと五黄の人は毎年五黄殺になってしまう。
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