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転勤の方位
移転の方位Q&A

凶方位への移転や住居の改造に伴なう凶災は、自分の勝手と都合で行うとその影響を受けますが、火事や洪水など止むを得ぬ災害の場合は殆どと云ってもよいくらい受けません。
 
 私の学生時代の友人M君は某都市銀行へ就職しましたが、あるとき東京転勤を命じられました。その当時父親が入院中でかなりの重態だったため、跡取りの彼は大阪を離れることが出来ず、上司に暫く時間を欲しいと言ったところ、「そのためには30数人の移動を再検討しなければならない。同期に10年は遅れるが、君はそれでもよいか」と言われたそうです。

 その数年後、父親が亡くなったため、銀行をやめて実家の跡を継ぎました。彼は資産家の息子ゆえに転勤を断れましたが、普通の人には無理なことで、転勤はサラリーマンの宿命といっても過言でありません。

 転勤に伴う移転は、天災や火事のように不可避なことではありませんが、命令である以上少なくとも自分の都合ではありません。このようなことが微妙に作用するのか、大凶方へ転勤してもダイレクトにその影響を受けることは少ないばかりか、大概は平均以上の昇進が待ち受けています。

 しかし、その後の転勤は敷かれた線路を走るように、大凶方へ向かうことを繰り返すことが多く、出世と引き換えにその履歴を積み重ねていきます。その間、何の手だてもしなければ、いずれ大爆発を引き起こしてしまうときがきます。

 これは普通の転居でも同じで、一度凶方へ移転するとその後の移転も凶方へ、反対に一度吉方へ移転すると次も吉方へと云う例が多く、知らずに吉方へと云うのは幸せですが、それが凶方だったらどこかでポイントを切り替えないと終点まで行ってしまいます。

 爆発の時期は、在職中に自分の意志で行った移転後ということもありますが、転勤族といわれる人だと大部分は退職後になります。社宅を出るときや退職して帰郷するときの移転、或いはその後に自分の意志で行う移転は吸い寄せられるように大凶方に向かっていることが多く、これが引き金となって大爆発を引き起こします。

 そこで、任地が凶方の場合は取り合えず命令に従い、下図のように一旦仮の住居に入って、その後折を見て再移転することで、爆発の可能性を少なくする必要があります。

 図は、昭和30年4月生まれ(本命星=九紫火星、月命星=三碧木星)の人をモデルに、転勤の年を2001年としました。


 大阪から東京は北東です。2001年の北東は暗剣殺という六大凶方の一つです。従って、一旦仮住居を借りて2002年3月に最大吉方の四緑木星方位、つまり、南西へ再移転します。



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