的殺方位への移転( 間違った方位 )
サラリーマンのA氏は(妻と小、中学生の娘二人の四人家族)平成2年に箕面市から、吉方だと教えられた茨木市(東)へ移転しました。数年後、方位が効いたのかA氏は昇進、娘は希望校へ進学、奥さんは望みどおりに趣味の店を開店と、幸福を絵に画いたような家庭でした。
好事魔多しというか、それから間もなくA氏は夫と小学生二人の子供がある部下のB子と不倫の関係になりました。それを知ったB子の夫はA氏の上司に抗議、他にも理由があったのか依願退職に追い込まれ、B子のことを知った奥さんは家を出る事態になり、幸せな家庭も一挙に崩壊してしまいました。その後、夫と話が付いたB子は二人の子供を連れてA氏の下へ、A氏の二人の娘も同居することになりました。間もなくA氏は独立して、現在のところ経営は至極順調とのことです。
氏名 |
続柄 |
生年月日 |
本命星 |
月命星 |
備 考 |
A |
本人 |
S15年 5月*日 |
六白金星 |
二黒土星 |
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B |
妻 |
18年 7月*日 |
三碧木星 |
九紫火星 |
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C |
長女 |
不 明 |
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D |
次女 |
不 明 |
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奥さんの相談で前回の移転方位を調べたところ、A氏は八白方位で吉方でしたが奥さんは、的殺(六大凶方のひとつ)という大凶方でした。
「方位は一家の中心である主人だけを対象とすればよい」とする考えの方の持ち主に相談した結果です。この家族の将来を考えれば、B子がA氏宅へ入った時の方位が不明であること、それに倫理的な問題が絡み合って判然としません。 |
しかし、二人の娘が母親を捨てた父と、その原因となった女性とその子供二人の六人が、共に同じ屋根の下で仲よく暮らす様子を聞けば、現時点に限れば方位通りの結果としか言いようがありません。
この例は、移転方位は「原則として家族全員が吉方でなければならない」ことを教えていますが、小家族ならともかく、実際に家族全員が同時に吉方へ移転出来る機会は希にしかなく、未来永劫ないかも知れません。全員が無理なら最低限夫婦の吉方位(又はそれに準じる方位)を選ぶか、目的地が決まっていればその地が吉方になるまで待たなければなりません。それが出来なければ移転を中止すべきです。
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