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我が家の家相診断
家相本に載っている吉相プラン
 乾巽張りの家

[20年鑑定法]
 家相は早くて5年、普通は10〜20年以上住み続けなければ、その影響は顕かにならず、長年月にわたる検討が必要です。また、ここに示したのは相当年数を住み続けた場合で、尚且つ図面から(手書きのものが多い)考えられる影響の最大の事柄ですから、参考にしか過ぎません。
図面だけの場合は[正確な図面]を前にして[家族構成][住人全員の生年月日][職業など]を知らなければ、本当の家相診断は出来ません。

 仮に、これらの事柄が現実に起こり得るとしても、相当年数に達するまでに何らかの対策をたてれば心配することはないはずです。

 西北(乾)と東南(巽)に張り出しのある家を「乾巽張り」といって、多くの家相本に掲載されているほど有名な吉相プランです。巽(東南)の張り出しは社会的信用を高め、乾(西北)の張り出しは社会的地位や名誉を築く力になるからというのがその理由で、姿だけなら立派な吉相形です。


 図はS出版の特集号に掲載されたもので(間取りの一部を変えてあります)、東南の張り出し(A)は原則どおり全長の1/3以下ですが、北西の張り出し(B)が大き過ぎるため(全長の1/3以上)、かえって西から南西にかけて「欠け込み」が生じています。[張り出しと欠け込み

[南西の欠け込み]
 南西60度の範囲は妻の定位で妻が欠けるのと同義です。最悪の場合は妻の早世を暗示しますが、一般的には病弱、或いは常時外出しているか、理由は別に妻としての役割を欠くことが多く、後家相の反対「男やもめの相」と言えなくもありません。 図では和室の南側(方位は南〜南西)が掃き出し窓ですから、何かの理由でこの家の主婦は家を出ることになりやすい(離別)と判断します。
二黒土星か申・未歳あるいは九紫火星か午歳生まれの人に強い影響を及ぼします。
なお、後者は心臓あるいは頭部に故障が発生することも考えられます。

[東南の張り出し]
 部下に恵まれて社会的信用を増進させ、男女とも縁談は良縁が期待できます。特に四緑木星か辰・巳歳の人には大吉相です。

[西北の張り出し]
 北西60度の範囲は主人の定位で、ここに家相に則った張り出しがあると、主人は剛健の気質を有し実行力を備え、権威や名誉を高めるという大吉相です。反面、吝嗇家(ケチ)、或いは亭主関白になりやすいという副作用?があるので、このような家相に住む人は世間で云う「良くできた人」でなければ、周囲の反発を買うことになります。

 さて、この図ように張り出しが大きすぎると、先の吉作用が過ぎて傲慢になり易く、実力があるほど陰で疎まれ、隠れた敵をつくることが多いのですが、身内からは慕われるでしょう。従って、東南の張り出しが意味する社会的信用は、この家の場合は人間性に対してではなく、金力によって増進されるはずですから、主人の評価は人によって正反対になることがあります。なお、理由は省略しますが、この場合の[西の欠け込み]は作用しないのが普通です。

 このような北西の大張りの家に、六白金星の年か戌・亥歳に生まれて幼年期を過ごした者は、闘争心旺盛で善行悪行とも貫く気概を持ち、自分の目的達成のためには手段を選ばず、場合によれば親子兄弟さえ犠牲にすることがあります。



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