Vol.5(完)
住宅流通新聞 9月13日号「困った自称風水の開運家相本」
“風水と気学の違い”「基本・まとめ」
〈S氏〉
(略)要するに、気学による「家相方位学」は信ずるに値しないと言うことを理解して頂ければよい。ここでは、気学の否定面をくどく述べてきたが、その意味するところは“風水の合理性と有効性をあやまたず理解していただきたかったからである”
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〈私〉
繰り返し言うが、私には風水の知識が無いので、風水がどれほど理論や道理に適っているのか分からない。当然その有効性はいかほどかなど知る由もないが、掲載された階段の図を見て驚いた。
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掲載図とその説明が間違いでないなら(上図)、風水では足の踏み場である広い面に鉢などを置いて化解を施すことになる。化解とは手当のことらしいから、凶を解消するとか、凶作用を防ぐというような意味であろう。そうだとしたら、鉢に蹴つまずいて階段から落ちて怪我をしても、鉢を置いたことが原因ではなく、蹴つまずいた者が悪いことになる。それとも、蹴つまずくことはあり得ないのだろうか。
図のような階段が何故凶なのか、説明がないので分かりませんが、階段に物を置くと危険なことは家相でも科学でもない一般常識であって、吉か凶かという以前の問題です。
何にかかわらず、他のものを俎上にのせて我が意を得ようと図る行為は、あまり上品とは言えません。本来、私達の判断に絶対ということはあり得ないのですから、押し付けず、他の邪魔をせず、自分の信じる道を薦め広めることが大事ではないでしょうか。
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