Vol.4
住宅流通新聞 9月13日号「困った自称風水の開運家相本」から
“風水と気学の違い”
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間違いではないが正確ではない。易の哲理、すなわち陰陽の対立を説く「陰陽二元論」及び、陰極まれば陽に変じ、陽極まれば云々という「陰陽論」、つまり、中庸を尊ぶ易の考え方を取り入れている。家相においては易の変爻(へんこう・説明は省略します)を利用するが、易を丸ごと基にしている訳ではない。
一白水星は陽、二黒土星は陰というように、本命星それ自体に陰陽があるのに、このうえ何に陰陽を求めるのでしょうか。また、「男女を陰陽に分けて判定」がよく分かりませんが、判定の二字を除けば、古来、男性は陽、女性は陰と決まっています。多分、S氏の言葉が足りなかったのでしょうが。
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4. 気学が後天論を採っていることは、勉強の最初に知ることであり、従って運命論に関わりはない。従って、運命や相性をみるいうことは哲理に適わない。尤もこういうことは市販の本に書かれていないのでS氏が御存知でないのは無理もないが、批判するなら知ったかぶりはやめて頂きたいものである。
5. なぜ風水では小寒を起点とし、なぜ毎年ころころ変わるのか知りたいものである。年初が旧正月を指すのなら解らないでもないが、そうでもなさそう。冬至から小寒の間(約2週間)で行ったり来たりされるとややこしくて始末に困ると思うのだが。
立春を起点とするのは、節分は節を分ける、即ち前年の終わりを意味するから、その翌日の立春を年初にしても良いのではなかろうか。これはどの暦でも同じである。
年の初めを新春というように、この方が世間一般の常識に適うのではないでしょうか。
余談ながら、今年の(平成13年)暦だったと思いますが2種類あるらしく、発行元によって月初の起算日の考え方が違うので、仏滅と大安が入れ替わっているそうです。結婚式場やホテルなどでは困惑していると聞きますが、今後は両者が協議して統一するそうです。
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