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方位と家相
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相談者の中には購入契約の後、周囲の人に言われたからでしょうが、家相や方位を気にしだす人が少なくありません。住宅メーカー等の紹介で来られる人も同じで、殆ど建築用地を決めたうえでの相談です。営業マンに「方位に触れないで下さい」と言われますが、そういう訳にも行かず、さりとて悪い方位を良いとも言えず、時には商売の邪魔をしてしまうことがあるので一番厄介です。
何れにしろ新居が大凶方位なら、キャンセル以外に迂回策(図)を採るか、吉方になる年月まで入居を延期するか、方法は二通りありますが、いつも都合よく行くとは限りません。

一旦、仮住居を定め、60日以上経過した後、新居が吉方になる年月に入居する。
仮住居の方位は、六大凶方以外なら可(場合により)。
仮住居から新居は、原則は吉方であることですが、事情によって六大凶方でなければ、月命星のみ、或いは月方位だけの吉方で動く場合もある。

家相の影響力は方位に比べて何倍も強力ですが、それが出てくる迄にはかなりの時間を要します。
つまり、方位が先で家相が後ということになります。
そのことを踏まえて、

☆ 方位が悪くて家相が良い場合。
 方位が最悪だと、一旦運気は上昇しますが2〜3年すると下降が始まり、あるときを境に急激に落ち込むので、それだけで潰されることもありますが、大概は家相の恩恵を受ける前に理由の如何を問わず移転せざるを得なくなり、十中八九は又々凶方に向かうことになります。

☆ 方位は良いが家相が悪い場合。
 家相が力を発揮しだすと吉方の効力は押し潰されます。それまでに立ち退けば逃れることは出来ますが、先に方位の恩恵を受けてそれなりに良くなっているので、大概の人はそのまま居続けます。気が付いたときは遅いということになるので結果はどちらも同じです。

 従って、方位と家相は一体と考えるべきですから、理想は吉方位で吉相の家に住むことです。しかし、どちらか一方しか満たされないとすると、方位の効果が享受できて、家相の影響(本格的な)を受けない間に(短くて5年、普通は10年程度)吉方移転をするという条件付きなら、後者が良いと言えるでしょう。



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